マンハッタン パッセージのメーカー 株式会社レジャープロダクツ

#2190

 会社の歩み 〜第一章 1960年代「レジャープロダクツの前身」


 ■第一章 1960年代

日本では綿帆布または麻のリュックサックやキスリング、革のトランクしか目にすることのなかった時代、バッグの先進国であったアメリカでは最新の素材(ナイロン)や見たこともない形状のバッグが誕生していた。その形状や実用性の高さに衝撃を受け、バックパック等を開発し、アメリカを代表する軍装品やアウトドア用品のメーカー、キフィー・プロダクツ社にその卓越した縫製技術と独創的な発想を認められ、米軍用バッグ、アウトドア用バッグ、バックパックなどの製品をアメリカ・カナダ市場に次々と送り出していきました。

今でこそ「グローバルマーケット」と言われ、多くの企業やスポーツ選手なども海外に出て行くようになっていますが、海外への渡航がまだまだ容易でなかった当時から当社の目は海外市場に向いていたのです。そういった開拓精神が、現在のレジャープロダクツのモノづくりに引き継がれ、今日まで生かされています。

1967年(昭和42年)
米軍の軍装品の製造&輸出販売


過酷な条件下で使用される軍装品(military equipment)には極限の頑強さが要求されます。その中で当社は、米軍の兵士が日常使うダッフルバッグや、弾薬帯(pistol belt)、リュックサックなどの製造・輸出販売を手がけ、米軍の基準(Military spec)を身に付け高度な縫製技術に磨きをかけていきました。

ピストルベルトJ−12、ダッフルバッグ
ピストルベルトと、J−12、ダッフルバッグ




1969年(昭和44年)
世界初のA型フレーム付きナイロンリュックサックの開発&輸出販売
「The Andes」 Rucksack

バッグの主流が綿帆布製品であった時代に、世界に先駆けて米国デュポン社の発明した新素材「ナイロン」を用いたビルトインA型フレーム付きリュックサック(Rucksack)を開発・販売。従来の綿帆布リュックサックに比べて軽量であり耐摩擦強度が綿帆布製品の数倍、耐久性が高く、そして背負いやすさと機能を備えた画期的なリュックサックとして米国・カナダ市場で人気を博しました。


1969年 7054「The Andes 」Rucksack(日本で開発・製造&輸出)


1969年(昭和44年)
日本初のアルミフレーム付きパックの開発・輸出販売
「Mount Washington」 Frame Pack

バックパック王国アメリカでも革新的な製品の一つにあげられる初期のエクスターナル(外付け)フレーム付きパック。何より快適に背負うことを徹底的に追及し、時代に先駆けていち早く軽量L型アルミフレームを採用した画期的製品でした。それはまた、70年代以降の日本のバックパックブームへとつながるフレームパックでもありました。


1969年 7040「Mount Washington 」Frame Pack(日本で開発・製造&輸出)




                  >chapter2  第二章 「レジャープロダクツ設立 〜 1970年代」









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